大麦の1番の特徴は、食物繊維がたっぷり含まれていることです。粒の中の胚乳にぎっしりと食物繊維が詰まっており、100gあたり約10gも含まれています。
日本人が1日に摂取すべき食物繊維の量に対し、現代では男女の平均がともに約5g足りていないと言われていますので、大麦はそんな現代人の強い味方だと言えます。
食物繊維は水溶性と不溶性に分けられます。体の中での働きにはそれぞれ持ち味があり、どちらもしっかりと摂っておきたいところです。
野菜や豆、芋などには、おもに不溶性食物繊維が多く含まれていますが、大麦には不溶性食物繊維だけでなく、水溶性食物繊維もたっぷり含まれており、バランスのとれたスーパーフードと言えます。